香川県では、新しいラーメン店がオープンするたびに話題になりますが、その中でも特に多くのラーメンファンから注目を集めているのが、丸亀市田村町に誕生した「めん哲水」です。
2026年3月8日にオープンしたこのお店は、坂出市で長年親しまれてきた喫茶店「ホクセイ」の人気ラーメンを受け継ぎ、新たな一歩を踏み出した一軒として、オープン前から大きな期待を集めていました。
実際に営業が始まると口コミは瞬く間に広がり、現在では行列ができる日も珍しくない人気店へ。ラーメン好きなら一度は訪れておきたい存在として、その名を広げています。
今回私も実際に足を運び、看板メニューである「芳醇鶏だしそば」と、本格的な味わいが評判の「担々麺」をいただいてきました。
結論から言うと、「また必ず食べに来たい」と心から思える一杯でした。
鶏の旨みを最大限まで引き出した透明感のあるスープ、最後の一口まで飽きさせない完成度。そして驚くほど柔らかなチャーシューは、この一杯の満足度をさらに高めています。
さらに担々麺は、日本人が一般的にイメージする担々麺とは一線を画す本格派。辛さだけではなく、複数のスパイスが織りなす豊かな香りが印象的で、香辛料好きにはたまらない仕上がりでした。
この記事では、「めん哲水」がなぜここまで人気を集めているのか、その理由を実際の食レポを交えながら詳しく紹介していきます。
めん哲水とは?

「めん哲水」は、2026年3月8日に丸亀市田村町でオープンしたラーメン専門店です。
この店がオープン直後から話題になった最大の理由は、坂出市で親しまれてきた喫茶店「ホクセイ」の人気ラーメンを受け継ぐ形で誕生したことにあります。
ホクセイは喫茶店でありながら、本格的なラーメンが味わえる店として多くの常連客に愛されてきました。その味わいを受け継ぎ、新たなステージへ挑戦する店として誕生したのが「めん哲水」です。
もちろん、単なる”引き継ぎ”ではありません。
一杯一杯を丁寧に仕上げる姿勢や、素材の旨みを最大限に引き出すこだわりなど、新しい店としての魅力もしっかりと感じられます。
実際に店内へ入ると、スタッフの丁寧な接客や活気ある雰囲気からも、「美味しい一杯を届けたい」という思いが伝わってきました。
店を出る頃には、多くのお客さんが行列を作る理由を自然と理解できるはずです。
店舗情報
店名
めん哲水
住所
香川県丸亀市田村町915-1
営業時間
11:00〜15:00(スープがなくなり次第終了の場合あり)
定休日
月・火(臨時休業日あり)
駐車場
9台
「ホクセイ」の味を受け継ぎながらも、新たな魅力を生み出した「めん哲水」。
ここからは、看板メニューである「芳醇鶏だしそば」を実際に味わった感想を、写真とともに詳しく紹介していきます。
来店前に知っておきたいポイント
店内は4人掛けテーブル席が1卓、そのほかはカウンター席7席というレイアウトです。
混雑時は席が空いた順番に案内されるため、2人以上のグループで訪れた場合でも、タイミングによっては並んで座れないことがあります。
特にランチタイムや休日は多くのお客さんで賑わうため、グループでゆっくり食事を楽しみたい方は、時間帯をずらして訪れるのもおすすめです。
一方で、カウンター席が多いことから、一人でも気軽に利用しやすい雰囲気でした。ラーメンをじっくり味わいたい方や、一人でふらっと立ち寄りたい方にも利用しやすい一軒だと感じます。
メニュー

芳醇鶏だしそばを実食!一口目で「人気の理由」が分かる一杯

今回注文したのは、お店の看板メニューである「芳醇鶏だしそば」。
着丼した瞬間、まず目を奪われたのは透き通るように美しいスープです。黄金色に輝くスープからは鶏の豊かな香りが立ち上り、「これは期待できる」と自然と気持ちが高まります。
まずはスープをひと口。
その瞬間、口いっぱいに広がったのは鶏の濃厚な旨みでした。
濃厚と言っても重たさはなく、後味は驚くほど上品。鶏の旨みを何層にも重ねたような奥深さがありながら、雑味は一切感じません。
「芳醇」という名前に偽りはなく、香り・旨み・余韻、そのすべてが計算された完成度の高い一杯です。
気付けばレンゲを持つ手が止まらず、「麺より先にスープを飲み続けてしまう」というラーメン好きなら誰もが経験したことのある現象が起きていました。
スープとの一体感が見事な細麺

続いて麺をいただきます。
合わせられているのは、スープとの相性を考え抜かれた細麺。
スープをしっかりと持ち上げながらも主張しすぎず、噛むたびに小麦の風味と鶏の旨みが一体となって口の中へ広がります。
スープだけが美味しい、麺だけが美味しいというラーメンではありません。
一口ごとに「麺・スープ・具材」がきれいにまとまり、一杯の料理として完成されていることを実感できます。
最後まで食べても飽きることがなく、自然と箸が進んでいく一杯でした。
チャーシューは、この店を代表する主役級の存在
そして、このラーメンで最も印象に残ったのがチャーシューです。
箸で持ち上げるだけでも、その柔らかさが伝わってきます。
口へ運ぶと、ほろりとほどける食感。
脂の甘みと肉本来の旨みが絶妙なバランスで広がり、思わず笑みがこぼれてしまうほどの美味しさでした。
決して脇役ではありません。
このチャーシューを目当てに再訪したくなるほど、存在感のある一枚です。
個人的には、同じ田村町の人気ラーメン店「王道乃印 川﨑家」のチャーシューと肩を並べるほどの完成度だと感じました。
どちらも「チャーシューが食べたくなったら、この店へ行こう」と思わせてくれる魅力があり、丸亀エリアでもトップクラスの美味しさだと思います。
【関連記事】丸亀市「王道乃印 川﨑家」実食レビュー|天下一品跡地にオープンした話題の家系ラーメン店

最後の一滴まで飲み干したくなる完成度
ラーメンを食べ終えた頃には、「スープを残すのがもったいない」と感じていました。
鶏の旨みを最後まで堪能したくなり、気付けばレンゲは空になるまで止まりません。
行列ができる理由は、食べ終えた瞬間にはっきり分かります。
流行っているから人気なのではなく、一杯の完成度そのものが、多くの人を惹きつけているのです。
「めん哲水」の芳醇鶏だしそばは、丸亀市でラーメン店を探している方なら、一度は味わってほしいと思える一杯でした。
担々麺を実食!日本で親しまれている担々麺のイメージを覆す本格派

「めん哲水」の魅力は、看板メニューの芳醇鶏だしそばだけではありません。
今回もう一品いただいたのが、多くの口コミでも高い評価を集めている担々麺です。
正直に言うと、一口食べた瞬間に「これは一般的な担々麺とは別物だ」と感じました。
日本で広く親しまれている担々麺は、ごまのコクや辛さを前面に押し出したものが多い印象ですが、「めん哲水」の担々麺は、それだけではありません。
口へ運んだ瞬間、まず感じるのは香辛料の豊かな香り。
さまざまなスパイスが幾重にも重なり合い、本場を思わせるような奥深い風味が広がります。
もちろん辛さはありますが、ただ刺激が強いだけではありません。
辛さの中に旨みがあり、さらにスパイスの香りが食欲をかき立ててくれるため、次の一口、また次の一口と箸が止まらなくなります。
「辛いラーメン」ではなく、「香りを楽しむ担々麺」。
そんな表現がぴったりの一杯でした。
麺をすすると、香りがさらに広がる
スープだけでも十分に完成度は高いのですが、麺を絡めることで印象はさらに変わります。
麺をすすった瞬間、湯気とともにスパイスの香りがふわっと鼻へ抜け、口の中だけでなく鼻でも美味しさを楽しめます。
この香りの良さこそ、「めん哲水」の担々麺ならではの魅力でしょう。
香辛料の存在感はしっかりありながら、全体のバランスが崩れていないため、最後まで飽きることなく食べ進められました。
担々麺好きなら食べ比べもおすすめ
香川県には魅力的な担々麺を提供するお店がいくつもありますが、「めん哲水」と「中国麺 青龍」は、それぞれ異なる魅力を持っています。
私が実際に食べて感じた印象では、香りやスパイスの奥深さ、そしてミニライスと一緒に最後まで楽しめる満足感を求めるなら「めん 哲水」がおすすめです。
一方で、本格的な辛さや刺激を存分に楽しみたいなら、宇多津町の「中国麺 青龍」がおすすめ。しっかりとした辛さの中に旨みがあり、辛いもの好きにはたまらない一杯です。
どちらも完成度の高い担々麺ですが、方向性はまったく異なります。
香りをじっくり楽しむなら「めん哲水」。
刺激的な辛さを求めるなら「中国麺 青龍」。
その日の気分によって選び分けるのも、担々麺好きならではの楽しみ方だと感じました。
▶︎【関連記事】中国麺 青龍の坦々麺・酸辣湯麺を実食レビュー

ミニライスで締めまで楽しめるのが嬉しい
担々麺にはミニライスが付いているのも嬉しいポイントです。
麺を食べ終えたあとも、楽しみはまだ終わりません。
旨みとスパイスが溶け込んだスープにミニライスを合わせることで、一杯のラーメンが締めの一品へと姿を変えます。
スープがご飯によく絡み、一粒一粒に濃厚な旨みとスパイスの香りが染み込みます。
「最後の一口まで美味しく食べてほしい。」
そんなお店の想いが伝わってくるような、満足度の高いサービスでした。
どちらを選んでも後悔しない完成度
今回いただいた「芳醇鶏だしそば」と「担々麺」。
どちらも方向性はまったく異なりますが、共通して感じたのは、一杯一杯を妥協なく作り上げていることです。
鶏の旨みをじっくり味わいたいなら「芳醇鶏だしそば」。
本格的なスパイスの香りを楽しみたいなら「担々麺」。
どちらを選んでも満足できる完成度であり、初めて訪れる方なら、ぜひ家族や友人とシェアしながら両方を味わってみてほしいと思いました。
店内の雰囲気と待ち時間

私が訪れた日も店内は多くのお客さんで賑わっており、「めん哲水」の注目度の高さを実感しました。
オープンからまだ間もないにもかかわらず、次々とお客さんが訪れる様子を見ていると、この店を目当てに足を運ぶ人が多いことが分かります。
それでもスタッフの皆さんは終始丁寧な接客で、一杯一杯を大切に作り上げている姿が印象的でした。
多少待ち時間があったとしても、その時間さえ期待感へと変わっていきます。
そして実際にラーメンを食べ終えた頃には、「待った甲斐があった」と素直に思える満足感がありました。
めん哲水はこんな人におすすめ
「めん哲水」は、次のような方に特におすすめしたい一軒です。
- 鶏清湯ラーメンが好きな方
- スープまで飲み干したくなるラーメンを探している方
- 本格的な担々麺を味わいたい方
- チャーシューにこだわりのあるラーメン店を探している方
- 丸亀市で話題のお店を巡りたい方
- ホクセイのラーメンが好きだった方
どの層にも自信を持っておすすめできるほど、一杯の完成度は非常に高いと感じました。
総評|「また食べたい」と思わせる力が、この店にはある
ラーメン店は数多くありますが、「また来たい」と思わせてくれるお店は決して多くありません。
しかし、「めん哲水」は食べ終えたその日から、「次はいつ来ようか」と考えてしまう魅力を持った一軒でした。
看板メニューの芳醇鶏だしそばは、鶏の旨みを丁寧に引き出した上品なスープと、相性抜群の細麺、そして記憶に残る柔らかなチャーシューが見事に調和した完成度の高い一杯です。
特にチャーシューは、私の中では同じ田村町にある王道乃印 川﨑家と並ぶほど印象的でした。この2店舗のチャーシューは、「あの味をもう一度食べたい」と思わせる特別な魅力があります。
一方の担々麺は、日本で一般的にイメージされる担々麺とは一線を画す本格派。辛さだけに頼るのではなく、何種類ものスパイスが織りなす奥深い香りが主役で、最後はミニライスとともに締めまで満喫できる、満足度の高い一杯でした。
そして忘れてはならないのが、この店が坂出市の喫茶店「ホクセイ」の人気ラーメンを受け継ぐ一軒であるということ。
長年愛されてきた味への敬意を大切にしながら、新しい一杯としてさらに磨き上げられたラーメンは、過去を知る人にも、初めて訪れる人にも自信を持っておすすめできます。
丸亀市でラーメンを食べるなら、「めん哲水」はぜひ候補に入れてほしい一軒です。
一杯のラーメンに込められた店主のこだわりと情熱は、きっと食べ終えた瞬間に伝わるはずです。
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