香川県三豊市詫間町にある「瀬戸内スパイスカレー えびす」は、瀬戸内の食材を軸にしたスパイスカレーで、静かに評価を高めている店だ。基本メニューは、ご飯プレートとカレープレートの2種類。そこに、その日の入荷状況によって、渡りイカ煮やミミイカのカレーといった期間限定メニューが加わる。正直に言うと、私はイカ墨や頭の付いたイカが得意なタイプではなく、メニューにあっても普段なら選ばない。しかし今回は、店主から「ミミイカ入ってますよ」とすすめられ、せっかくならと挑戦してみることにした。その判断は、結果的に大正解だった。
お店の基本情報(2026年2月)
店名:瀬戸内スパイスカレー えびす
電話番号:0875-83-5838
住所:香川県三豊市詫間町詫間6784-84
ジャンル:スパイスカレー
営業時間:11:00〜14:00
定休日:火曜日
駐車場:7台

注文したメニュー
ミミイカのカレー(期間限定) 1,760円

味の感想
運ばれてきたミミイカのカレーは、見た目からして重たさがなく、スパイスの香りが心地よく立ち上る。ひと口食べてまず感じたのは、「イカの主張が強すぎない」ということだった。ミミイカの出汁がしっかりとベースを支えているが、生臭さやクセは一切なく、イカ墨もコクとして溶け込んでいる印象。イカ墨特有の重さや苦味が前に出ることはなく、あくまでスパイスと一体化している。
正直、イカやイカ墨が苦手な人が想像するような味とはまったく違う。スパイスの奥からじんわりと旨みが広がり、「これは魚介カレーというより、完成度の高いスパイスカレーだな」と感じさせる仕上がりだった。ミミイカも柔らかく、噛むほどに旨みがにじみ出る。苦手意識があったことを忘れて、気付けばスプーンが止まらなくなっていた。
付け合わせの感想
プレートを囲む副菜も、えびすらしい丁寧さが光る。玉ねぎとブロッコリーの天ぷらは、衣が軽く、素材の甘みがはっきりと感じられる。特に玉ねぎの自然な甘さは、スパイスの効いたカレーと相性が良く、口の中をやさしく整えてくれる存在だ。その他の副菜も、酸味や塩味が程よく効いており、カレーと混ぜながら食べることで味の変化が楽しめる。単なる付け合わせではなく、プレート全体で一つの料理として成立している。
雰囲気

木を基調とした店内は、和の落ち着きがあり、どこか隠れ家のような空気感が漂う。派手さはないが、その分居心地がよく、料理に集中できる空間だ。インスタグラムで予約の残り席数を確認でき、当日は電話で最終確認する方式も安心感がある。今回は時間指定で注文していたこともあり、待ち時間を意識することなく、落ち着いて過ごすことができた。
正直な感想まとめ
瀬戸内スパイスカレー えびすは、基本のご飯プレートとカレープレートに加え、入荷状況によって期間限定メニューが楽しめるのが大きな魅力だ。今回のミミイカのカレーは、イカやイカ墨が苦手な人でも「これは美味しい」と感じられる完成度だった。素材のクセを無理に押し出すのではなく、スパイスと出汁で丁寧にまとめ上げているからこそ生まれる味だと思う。詫間町という立地でも、わざわざ足を運ぶ価値は十分。限定メニュー狙いなら、事前に電話で確認するのがおすすめだ。苦手意識をひっくり返してくれる一皿に、久しぶりに出会えた。
メニュー

